検索クエリではなく、エンティティ
多くのキーワードソースは、人々が何を入力しているかを示します。このツールが示すのは、何が存在しているかです。WikipediaのOpenSearchを使い、選んだ言語でシードに一致する記事タイトルを返します。結果は、人物、場所、概念、製品、出来事、組織といったエンティティとトピックの一覧です。
そのため、テーマの全体像を理解するための調査ツールとして役立ちます。「コーヒー」のようなシードからは、品種、抽出方法、産地、コーヒー貿易の歴史などの記事が出てくることがあり、検索クエリだけのリストでは見落としがちな語彙が手に入ります。
Wikipediaのトピックを活用する3つの方法
1. トピッククラスターを設計する
広いシードを選び、結果を地図として扱います。メインテーマをピラーページに、関連性の高いエンティティをピラーページへリンクする補足記事にします。Wikipediaはもともと知識をこの形で整理しているので、論理的な構成になりやすいのです。
2. 記事構成の抜けを埋める
「京都」のガイドを書いているなら、記事として並ぶ寺院、地区、祭り、郷土料理は、読者が期待しそうなセクションのヒントになります。主要な関連エンティティを押さえることで、ページの網羅性が高まります。
3. 名称を確認する
Wikipediaのタイトルには、その概念の一般的な名称が使われています。タイトルやメタディスクリプションに使う前に、固有名詞の表記や標準的な用語を素早く確認する方法として便利です。
結果を得るコツ:シードは短く
OpenSearchは記事タイトルと照合し、タイトルは短いものです。「コーヒー」「ストア派」「太陽光パネル」のように1〜2語のシードが最適です。長いフレーズ、特に文章のような長いフレーズは、そのタイトルの記事が存在しないため何も返らないことがよくあります。完全な検索クエリを調べたいときは、キーワードサジェストや質問キーワード検索ツールをお使いください。
- 短いシードを入力し、Wikipediaの言語と、Googleデータを取得したい国を選びます。
- 一覧に目を通し、ボリュームやKDでフィルターします。
- 有望なエンティティを新しいシードとして再検索し、もう一段深く掘り下げます。
- Excel/CSVに書き出す、エンティティをキーワードプランに追加する、またはキーワードグルーピングツールに送ります。
ここで指標からわかること
各タイトルをGoogle検索データで照会し、月間平均検索ボリューム、12か月または24か月の推移、CPCの下限と上限、競合性(0〜100)、KD(5〜99)を取得します。Wikipediaは検索エンジンではなく百科事典なので、独自の検索ボリュームはありません。そのため、Googleのボリュームを需要の目安にしています。
- ボリュームの大きいエンティティは、たいてい独立したページを作る価値があります。
- ボリュームが小さい・0のエンティティも文脈上は重要です。大きな記事の中のセクションとして扱いましょう。
- 推移が上昇しているものは、ニュースになっているエンティティの可能性があり、タイムリーな記事のチャンスです。
KDは被リンクではなく、広告の競合性、キーワードの長さ、検索ボリュームにもとづく推定値です。エンティティ名は短く広いものが多いため、最も一般的なものほどKDが高くなりがちです。
利用方法
Googleアカウントまたは Gmail のリンクで無料ログインでき、カードは不要です。無料プランでは1日10クレジット、最初の5件は完全なデータを表示します。Lite は月額2ドル(1,000クレジット)、Starter は月額9ドル(10,000)、Pro は月額19ドル(25,000)で、1回の検索が1クレジットです。
よくある質問
これらの結果は実際の検索クエリですか?
いいえ。シードに一致するWikipediaの記事タイトルなので、トピックやエンティティを表しています。横に表示されるGoogle検索ボリュームで、実際に検索されているものがわかります。
長いフレーズで結果が出ないのはなぜですか?
このツールは短い記事タイトルと照合するためです。シードは1〜2語にしてください。長い質問形式のクエリには、GoogleやYahooのサジェストのほうが向いています。
どの言語のWikipediaに対応していますか?
選択した言語のWikipediaから結果を取得します。英語版のように規模の大きい版ほど、小さい版よりも多くのタイトルが返る傾向があります。
エンティティはSEOにどう役立ちますか?
トピッククラスターの設計、構成案の抜けの発見、概念の標準的な名称の使用に役立ちます。その結果、コンテンツの網羅性とわかりやすさが高まります。